「水溶性食物繊維でストレス軽減」は本当か
水溶性食物繊維(イヌリン)を摂ると腸内環境が整い、ストレスが軽くなるという情報を腸活の文脈で見かけることがあります。
hintlのデータベースでは、イヌリンとストレスに関する研究は2件確認できますが、いずれも動物を対象にした研究で、信頼性は「非常に限定的」(エビデンススコア9/100)と評価されています。人を対象にした研究による裏付けは、現時点で確認できていません。
腸内環境と気分の関連そのものは研究が進んでいる分野ですが、「イヌリンを摂ればストレスが減る」という具体的な主張については、まだ動物実験の段階を出ていないのが現状です。同じ腸活文脈でも、プロバイオティクスは不安感との関連について研究5件・参加者合計5,936人規模の報告があり、信頼性も「中程度」(エビデンススコア60/100)とイヌリンより研究が積み上がっています。「腸活サプリ」とひとくくりにせず、成分ごとに研究の積み上がり方を分けて見る価値があります。
